MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第4話<KAI>

「…薔薇?…キザ…」
クロウとライトの頭に一つのHNが浮かんでいた。
だが 確信が持てない。目配せをして 聞かないことを確認する。

「フレアさん 頼みがあるだが…」
クロウはフレアと 離れた場所で小声で話しかけていた。
「私はこのままE.G.Oに合流しようかと思いますが 他の人は?」
ゼロが全員に聞こえるように 確認を取る。

「クレスさんとアーチェさんは私と一緒にダークロア・・・ですかね」
「俺は 別行動を取らせてもらう。フレアさんと行く場所が出来た」
「すると 問題は薔薇の人ですね」

E.G.Oに ゼロが
ダークロアに ライト・アーチェ・クレスが
WIZ-DOMに クロウが合流するとなると 空き場所は唯一つ。
「この人は 恐らく我々の知り合いだが…阿頼耶識において保護してもらえるか?」
「可能ですけど…どうすれば・・・」
「…いじめ倒して問題ないはずだ」

異論は 全く出ず(アーチェは反発したが無視された)
それぞれの 本拠地や目的地へと別れていった。


「さて…風地火水の四魔術師のところで新たな魔術を習得するか……」
フレアの運転するバイクの後ろに乗りながら クロウは良からぬ事を考えていた…。 

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