MFG的SS「虚空の蒼玉」
第18話<KAI>

夜も明ける頃 目が覚めたライトは起き上がり周りを踏まないよう
注意しながら 朝食の準備を考えながら話し声がする隣の部屋へ移動した。
そして 部屋に二歩入ったとき 頭上で時空転移が発生した。

キュイーーーーン
・・・・・・どしゃ

ライトの上に 青い“何か”が乗っていた。
「…着地失敗か…。蒼玉一つの力だけでは制御できないか」
「ぐはっ …重いです〜;早くどいてください〜;;」

その音で 隣で寝ていた全員が 起きてくる。

「貴方も蒼玉を持っているのか?」
ゼロが 目配せをしつつ代表して 質問をする。
青い“何か”はライトの背中から降りながら蒼玉を取り出す。
「あぁ これのことだろう?」
その瞬間 部屋に居た全員はこの青い“何か”のHNが頭に浮かんでいた。
「貴方の名前は?」
「…前の世界では 水の錬金術師“クロウ・バズ”と名乗っていた」
「MFGを知ってますか?」
「禁断の飲みも・・・」
「「「それ以上は言わないでください!!」」」
「どちらにしても 私たちと同じ世界から来たみたいですね」

全員の抑制が 完全に一致したタイミングでかけられる。
「…獲物が届いて無いな。ΓΥΨωΔЩ 我が声に応えよ!アリスフェア!」

キュイーーーーーン

再び天井付近に時空転移が発生し 石の様な物が二つ落ちてくる。
それらを 手に取りつつクロウは 改めて口を開いた。
「さて・・・この世界と貴方達に関する話を聞こうか。」
 
 
 

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