MFG的SS「虚空の蒼玉」
第17話<アキマサ>

「それで皆を探しにエターナルソードでこちらに?」
「はい、クレスさん達に会えたのは幸運でしたよ……」
「チェスターさんやクラ―スさん、ミントさん達は?」
「向こうの希望で置いてきた、それに数が少ないほうが動きやすいしね」

全員で雑談会である
話しているのはもっぱらクレス、ライト、ゼロであったが…

「それにしても黒いねぇ〜」
「光によわいだけや」

もとい……シュインとベルギスも話していた
他のメンバーは食べているか聞き入ってるか、両立しているかである

あの後、乱入者であった3人も観客をわかせたということで報酬を貰い
全員合計で100万リンクスを手に入れていた……
そのため町の中で最高級のレストランの一室を貸切で夕食を取っていた

「まっこれからはこのアーチェ様がついてるから大船にのりなさいっ!」
他の全員でひっそりと溜息をついたのは秘密である
 
 
 

「では……他の大陸にも行ける可能性は?」
さらに1時間後、貸切なのでどれだけ居てもいいわけだ
アルカースがクレスに質問をする
「多分大丈夫だろう、蒼玉とエターナルソードの共鳴現象で行けたんだ、この大陸にも同じようなことがあるはずだし、エターナルソードをもう一度使うこともできる」
 
 

さらに1時間後……
既に部屋で起きているのはムクラとクレスだけだったりする
他の人間は隣の部屋で眠っている
まぁ先ほど3日間も貸切にしたのだからあたりまえだが(ぇ
「それじゃムクラさんは大陸を移動するための蒼玉と対になるものをこの大陸の中で心当たりがあるのですか?」
「あぁ、この先の山を1つ越えたところにあるらしいんだが……1つ提案なんだが」
「なんですか?」
「俺はあいつらを元の世界に戻してやりたいと思っている」
「そうですね…僕の場合は何故蒼玉があるかということも気になりますが」
「そうか、そこでだ、二手に分けようと思う」
「なるほど…確かに全員を戻す為には最低でも全ての蒼玉を集めなければいけないですからね」
「そうだ、そこでお前のエターナルソードで他の大陸に行く者とこの大陸の蒼玉と対になるものを探すものに別れようと思う、それぞれの実力を見る限り平気だろう」
「わかりました、でも最終的に決めるのは……」
「もちろんあいつらの意思だ」
 

そして夜は深けていった・・・・・・
 
 
 

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