MFG的SS「虚空の蒼玉」
第12話<アキマサ>

「誰かが大慌てで入ってきましたねぇ〜」
ゼロが間の抜けた声で言う
4人は闘技場へ逝く準備をしていたところだった

そしてゼロがそう言った直後に

バタンッ

「ちょっとかくまってくれんか!」
発言のとおりに大慌てでベルギスが部屋に突入してくる
「どうしたんですか?」
アルカースが全身黒い人に聞く
しかしそれを横で見ていたゼロが状況を一瞬で理解し
ベルギスの言葉の1秒後に
「了承」
と答える

「良いんか?」
「鯛焼きを食い逃げする人は友ですから〜」
ベルギスが手に持っていた物……それは鯛焼きだった

「1秒了承……そして食い逃げする人間を友と言うとは……」
その時ドアの向こうからちょうど落とした蒼玉がころがってくる

「あう〜蒼玉、Kanonを知っている、関西弁……狐猫さんですか〜」
「Σ 何故!?」

「うぐぅ…まぁ後で話すので気にしない方向で〜鯛焼き屋の店主が来ますよ、少し隠れててください」
「わかった」

その後、鯛焼き屋の店主を適当にあしらったあと
闘技場にも行かずにベルギスの自己紹介とムクラ達の状況説明でその日は夜になっていった…

 

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