MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第8話<アキマサ>

「ん?…あれは…」
「ソニア・ホノリウスさんね……なんでE.G.O本部前に……」

ゼロと光がE.G.O本部の前に辿り着いたとき
1人の少女が本部のドアの前でいじけていた……

ゼロとE.G.Oの幹部である光は知っている…

“WIZ-DOM三大魔術師”
黒魔道師“ステラ・ブラヴァツキ”
白魔道師“ディーナ・ウィザースプーン”
そして……
青魔道師“ソニア・ホノリウス”

WIZ−DOMの幹部の1人のはずである人がE.G.Oの本部前でいじけている……
かなり謎の光景である

「ソニア・ホノリウスさん?どうしたんですか?」
光がいじけているソニアに話し掛ける
「へっ………あっライトニングマスター?」

どうやら本気でいじけて泣いていたらしい
目に溜まった涙をぬぐって立ち上がる

「どうしたんですか?青魔道師のあなたがこんな所にいるなんて」
光がもう一度話すとソニアはぼそぼそと話し始める
「それが……“WIZ-DOM三大魔術師”はステラとディーナと“私”のはずなのに〜〜」

またソニアは泣き始めてしまう……
ようするに忘れられたか無視されたか……
「しかし…なんでこんな所にいるんですか?」
今度はゼロが質問する
「それが……悲しくてE.G.Oの方に話し相手になってもらおうとしたら…」
「したら?」
「そこの警備員がステラとディーナとクラリスは知ってるのに私の事は……うぐっ……うわ〜ん」

………そりゃ泣きたくもなるなと………
「それなら……簡単な青魔術を教えてくれませんかね?」
ゼロが苦笑しながらソニアに言う
「へっ……そういえばあなた誰?」
「ん〜E.G.Oのマインドブレイカーと答えておけば良いですかね?名前はヒュッケバイン=ゼロと言います」
「え〜と…あぁ!時空転移で来た人?」
「そうです、ちなみに私は“ディーナさんやクラリスさんより”ソニアさんのほうが“強い”と思ってますので」
「うぅ〜……ありがとう〜」

そしてソニアはE.G.Oと行動を共にすることとなった……



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