MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第51話<KAI>

「…マス…マスター…どこ?」
本拠地においていかれたSHINEは自分で武装解除を行い
マスターと認識しているクロウを探しに 放浪していた。
ちなみにDEEPは 重い・大きい・動きづらいという理由から外で待機していた。
突如 SHINEの顔の右半分が明るく照らされる。
「…今の…光…。マスター……?」
SHINEが 光の方向へ向かい始めたとき すでに光は収まっていた。

変わって極星帝国軍本拠地でも 光は見えていた。
「レイナさん。あまり戦いたくないというのもあるんですけど
 今の光の偵察してきますね」
何かに導かれるように 光のあった場所へシェインも動き出す。
15分ほど歩いたのだろうか。そろそろ地球軍と遭遇してもおかしくない。
シェインは クロウに返そうとして武器が無いと
言われそのまま預かった錬金石を取り出し 話しかける。
「シルバー。探査をお願いします」
「了解したわ。戦いたくない気持ちも…これは…?」
「どうしたの?」
「マスター…何処…」
シェインの前に現れた“地球軍”は武器として持ち込まれたSHINE。
「SHINE?どうしたの?」
「…マスター…がいな……い。だから…探すの……」
「どうしようか?シルバー;」
「連れて行けばこちらの戦力増強になるわね。戦わないにしても
 戦力を奪うことは重要よ」
シルバーの言葉を受けシェインは少し考えた結果
「私が一緒に探してあげるから 武装錬金してね」
「…わかった…」
SHINEの体がほのかに光り 姿を変えていく。
その姿は やがて一振りの剣のなった。
「よろしくね。SHINE…」
シェインがつかむと その感覚は昔から使っているように手に馴染んでいた。

シェイン SHINEを入手


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