MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第47話<フシギダネ石島>

こちら、地球軍WIZ−DOM部隊。
人員が一番多い、と言う理由で、地球軍の本拠地はここに設営されることとなった。
そうはいっても、余りたいしたものでもないのだが。

だが設営がある分、WIZ−DOM部隊の進行は少し遅れることとなる。
その上、ある問題があった。

黙々と設営に当たるメンバーに、シグナスが突っ込む

「ねぇ、お姉さん達。本拠地ってコトは、人残しておかなきゃいけないんじゃないの?」
「・・・確かにそうだな」

全員、素で忘れていたらしい。

「しかしどうしたものかな・・・」
「僕は残ってもいいけど?
 あと1人か2人くらい残ってくれれば大丈夫だと思うよ」
「よし、ではここは私が残ろう。
 あとは・・・レダもいいか?」
「はい、もちろん・・・では、フレアさん達も頑張って」

結局、WIZ−DOM勢6人は
残存組=ステラ・レダ・シグナス
出撃組=フレア・ジリアン・クロウ
に分かれることとなった。

出撃するクロウたちを見送りつつ、
ステラは極星軍の本拠地の様子を調べるため、卓の上に水晶玉を出し、呪文を唱える。
程なくして、向こうの陣の様子が映し出された。



「ふむ・・・みな揃っておるかの」

レイナは、極星帝国軍の18人を見回して言った。
見ると、ギアンサルをつれて帰還したリンや、
石化されていたはずのランスロット、
明らかに場所が違うような、戦国武将の姿もあった。
本拠地設営は、既に出来ているようだ。

「では・・・皆の者、健闘を祈る」

レイナの一声で、本拠地に残ることとなったミリアム達を残し、
一斉に進軍を開始した。

その後ろでは、極星帝国の旗印が大きくはためいていた。

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