MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第45話<KAI>

「…(シェインは何処にいたか」
フレアやシグナスと別れ クロウは一人シェインを探していた。
「あ シェイン!」
シェインを見つけ声をかけた場所。
女子トイレ前
「…えっと…」
「……先行ってきてくれ;」
トイレから戻ってきたシェインに クロウは地球代表を当然のように持ちかける。
だが シェインは先ほどレイナの頼みを断りきれずに極星側への参戦を決めている。
「すみません;」
「仕方が無いな。戦闘中に出会わないことに期待しよう」
話は終わった。だから 二人はそのまま背を向け分かれていった。

翌朝 地球軍代表の姿が並ぶ。
その後ろでクロウとWIZ-DOMが緊張した面持ちで揃っていた。
「決めたみたいだな」
「あぁ 後悔は…しない。自分で決めたことだからな」
「心がけはいいものだな。では 発表してもらおうか」
「…一人目、フレア・シュナイダー」
円陣を組んでいた中からフレアは 前に出てそのままクロウの横へ移動する。
「次 二人目はジリアン・マキャフリー」
同じようにジリアンが前に出てからクロウの横に移動する。
「最後は…レダ…レダ・ブロンウィンだ」
「我々の面子も掛かっている。最善を尽くし 勝て。
 それと…これは我々WIZ-DOMから君への選別だ」
ステラがクロウへ渡したのは一冊の紺色の本。
「我々の英知を集めたものだ。必要なときに必要なことが書いてあるだろう」
「…感謝します」
クロウの向こうでは 姿を新たにしたゼロがゲートを開こうとしていた。
「って 人数足りてないじゃないか;ゼロ!」
「なんです?」
「人数足りてないようだが?」
「あ〜そうですねぇ。忘れてました」
直後 誰とは言わないが約2名から蹴りなどがゼロに飛んでいった。
じゃれ合いをする横に一人の少年がやってくる。
「っと 来たか。…シグナス」
「うん。呼ばれたからには ちゃんとね」
ゼロに簡単にシグナスのことを説明する。
「いいんじゃないですか?人数たりなかったみたいですし」
「…もう一つ。シェインがこの戦いに限って敵対する」
「そうですか…。あれ?一人まだ足りないとか?」
結果として WIZ-DOMからさらに一人動員することが決定した。
「ならば やはり貴女しかいませんよね。ステラさん?」

WIZ-DOM フレア ジリアン レダ ステラ参戦
番外 シグナス参戦

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