MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第3話<アキマサ>

「これは・・・・」

ゼロ達の目の前に極星帝国のアンデット達のなれの果て…黄色の砂の山の上に
1人の青年が立っていた
薔薇を持っているその青年は敵意が無い集団に安心したのか尋ねてくる
「あなたがたは………?」
代表してジリアンが答える
「私たちは極星帝国に対する者達よ……」

「ならば味方ですか……敵の敵は味方ですからね」
ほっと青年が肩をなでおろす

しかし……

突然上空に次元の裂け目ができ、そこから大量のドラゴン達が姿を現す
その数……多く見積もって100匹
「「「「極星帝国!?」」」」
今しがたアンデット部隊が壊滅したせいか、それとも時空転移を関知したのは定かではないが
ドラゴン達は確実にゼロ達を狙っていた


だが、流石にTOPエース級の能力者達である
即座に戦闘態勢に入る
「「ファイアボール(!)」」
先手を打ったのはジリアンとアーチェだった
本人たち曰く呪文は唱えているらしいが……炎の玉が生まれドラゴンを葬る


「ふっ……ライトニング・マスター殿と戦えるとは光栄ですよ、光さん?」
「ペース合わせるの苦手なの」
「良いですよ、私があわせます」
「じゃぁ!」
「「ライトニング・スパーク!」」


「あ〜私は何をすればいいわけよっ!」
そう良いながら夜羽子はコウモリの羽を生やして得意の鞭攻撃で
手当たり次第にドラゴンを倒して行く


「アリスフェア!単体起動でソードブレイカーに!」
「援護は任せてください!」
クロウとライトが突入してきた敵を迎え撃つ


「美晴ちゃん!」
「栞ちゃん、行くよ!」
美晴が天叢雲剣を掲げ
栞がフツノミタマノツルギを掲げる
次の瞬間2人の姿が消えたと思うと一瞬でドラゴンを一刀両断していた


「行きなさい!」
フレアは火の鳥を生み出しそれぞれをドラゴンに突入させる
火の鳥とドラゴンは相打ちになるが
その時はすでに新たな火の鳥を生み出していた


「この人達は……MB?能力者?……くっ記憶が…」
アルタイルは思い出せそうで思い出せない記憶に苦悩していた


そして数分後……ドラゴンを一掃した一行の目の前に一人の女性が現れる…
「私は極星帝国十将軍、レイナ=アースクゥルスだ、本日のは挨拶代わりだ…その程度の力では私は倒されない」
レイナは……いや倒されたドラゴン達も霧のように消えていった……


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現メンバー総勢12人…内訳を話すと
ゼロ、ライト、クロウ、アルタイル、クレス、アーチェ

女子高生3人
東海林 光【ライトニング・スラッシャー】
夜羽子・アシュレイ【ヴァンプ】
フレア・シュナイダー【レッドマジシャン】

巫女服2名
厳島 美晴【浄巫女】
鹿島 栞【早巫女】

黒服の人
ジリアン・マキャフリー【ウィッチ】
 

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