MFG的SS「虚空の蒼玉」 MB隊編
第14話<アキマサ>


「キネティックウォールが使えれば一番なんでしょうけど……シーリング!」

ゼロが光の輪を投げる
その輪は近くにいたスケルトンホースやドラゴン達が輪につかまり動きを止める

「やはり……ファストは効くようですね……星に願いをは意味無いでしょうけど」
「え、何か言った?」
「いいえ、何でもありません、こっちの話ですよ」
そう言ってゼロは苦笑する

「これだけの軍団なんだから統率者が居るはず……そこを叩けば!」
「そうですね……それが誰かと言う事です……候補は数人居ますが」
「なんで知ってるの?」
ソニアが当然のことを聞くがかまずゼロは話続ける
勿論その間止まりはしない

「まずはラユュー、十将軍の1人でE.G.Oに対してのサイキックリフレクトを持ってますからね……次にハニエル、E.G.Oに対して色々ありますからねぇ」
「他は?」
既になんで知っているのかはお構い無しになったようである
「ジュバ様ですね、十将軍の1人でアンデット系の長とも言える方ですから」

この状況では一番あたりたくないのはラユューだがおそらくは一番可能性が低いだろう、むしろ可能性が高いのはジュバである

「そうなると………」
そこまで言った時に不意にシーリングが止まる
一戦に使える同じ能力は限界があるのだ
「しまった!?」
そこをみはからかったかの用にソニアに対してドラゴンとスケルトンホースが同時にゼロに対しては……
「呪殺!?くっプロテクションシールドが間に合わない」
既にエクトプラズマーとなった怨念の魂がゼロの近くまで迫っていた

しかし次の瞬間
ソニアに攻撃を仕掛けようとした2体は巨大な炎の玉に焼かれ
ゼロに対しての呪殺は次元が歪められて消え去る

「ミナちゃん!」
「舞さん!?」

そこには2人の少女が立っていた


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