U.C108年・・・
【貨物船格納庫】 『スコット聞こえる?』 1人のまだあどけなさが残る少女がMSのコックピットの中から外に入るもう一人の男に無線で呼びかける 「あぁ、感度は良いな。あとは武装のチェックか・・・」 それにMSの外装に取り付いていた男――スコット――が答える 「しかしレディス、よく機体が見つかったな」 MSの中にいた少女――レディス=レオノフスキー――がMSのコックピットを開けて出てくる 「確かに・・・いくら武装があって本体だけを入手するだけでもウェラー大佐とは連絡をとってないし・・・あの時、妙に警備が少なかったのもおかしいわね」 彼らは2ヶ月ほど前に貨物船を襲った、その貨物船に組み立て途中のMSが搭載されていたからだ、そして作戦は成功、しかしあまりにも楽だったため一時は罠と考えていた 「まさか大佐がこちらの事を見通して?」 「考えられるわね、他に考えられるのは極秘に進められていたから警備の数が少ないほうが良かったとか?」 「まったく連邦軍は……」 そこまで言ったときスコットの言葉は警報に掻き消された 『敵襲!?』 その場にはRX−93――νガンダムDFF――があった・・・
機動戦士ガンダム If story
スコットとレディスはすぐさま貨物船のブリッジに向かった 「艦長!敵はなんですか!?」 そのスコットの言葉に少しだけあごにひげの生えた艦長はもう少し様子を見ろと
その時、貨物船のブリッジの直前に一機のMSがマシンガンを構えた状態で
そしておそらく接触回線だろう、MSのパイロットが通信を送ってきた 『すでに包囲は完了した、ただちに積荷を全て捨てて投降しろ、我々はジオン独立火星軍だ』 その言葉のとおりだろうか…艦の周りにはMS−06―ザク―やMS09R―リックドム―などが散開していた・・・ たしかにザクやドムなどの機体は旧式だ、しかしあいにく貨物船には武装がまったく無かった、武装の無い貨物船などMSの敵には全くならない… その時レディスがブリッジから突然駆け出した。 行く所はわかっている
武装の作業は終わっていない…しかしそんな問題は考えていない連中が多いようだった
スコットがノーマルスーツを着てνガンダムにたどり着いた時
「レディス!この機体の武装の整備は終わってないんだぞ武装を使わずにどうやって
「そんな事……やってみなきゃわからないでしょ!」 「無知と無能は死に至る病じゃなかったのか?」 「うっ・・・・・・だったらどうす・・まさか・・・」 「あぁ、俺も乗る、今は副座だな、後ろで武装のチェックを同時に行なうからな」 「……じゃぁとっとと乗りなさい!この間にも攻撃があるかもしれないでしょ!」
その時ザクのパイロットはイラだっていた、相手が中々要求に応じないからだ 上層部からはできるだけ無傷で貨物船ごと捕獲するように言われている
その時あまりにもイラだちすぎて仲間の声が聞こえていなかった
νガンダムDFF、通常のνガンダムはフィンファンネルが6個付いているが
「ビームライフルの修正完了、フィンファンネルは時間が掛かるぞ!敵は何機だ!」 「確認できるだけで25機、何機か…あと8機は陰に隠れている!戦艦が見あたらないけど大隊並の規模ね」 そう言いながらも2機の機体をビームライフルで破壊する
無論的確に敵の機体をビームライフルで落としていく、しかし一発のビームライフル
「ねぇスコット・・・ファンネルの調整にあとどれぐらいかかる?」 「早くて5分だな…回避し続けられるか?」 「流石に無理かもね…残り18機隠れてる奴も含めると26機絶望的ね…」 すでにシールドも放棄してサーベルのみ・・・バルカンの弾数も残り半分
すでに敵は取り囲んでいる……もう終わりかと二人が思った時その声は届いた
『こちら地球連邦軍Ω特務NT独立部隊リュウゼン隊、νガンダムDFF、これより援護する』 『リュウゼン隊?』 二人はその名を知らなかったそもそもまだ機影が確認できていない 次の瞬間ゲルググの一機が突然あらわれた機体に“蹴り”を受け頭部が無くなる
そして二人はゲルググがやられた直後に気がついた……その機体の名前と“色”に 赤いνガンダムに・・・・・ その赤い謎のνガンダムはさらにフィンファンネルを展開してあっという間に
コックピットを狙わずに頭部モノアイや武装、腕や足などをピンポイントで破壊していた ざっと見て通常のνガンダムの3倍以上の反応速度はある
レディスは赤いMSの伝説を思い出したが、とにかく自分を狙ってくる機体を一機ビームサーベルで破壊する 敵の残りの機体があと8機になった所で隠れていた8機が出てきた…… MAクラスの機体―ビグロやアッザム―が5機…さらにはハイザック、ギラドーガもいる 「スコット!ファンネルは!」 「もう少し・・・よしっ終わった」 その言葉を聞いた瞬間にレディスはフィンファンネル12個を一気に稼動させる しかし少し操作しただけで突然ファンネルの動きが止まってしまう 「バカのスコット!直ってないじゃないの!」 「違う!これは・・・AFS!?」 AFS――アンチファンネルシステム――全てのフィールドの作用を押さえ込むこの装置は
スコットはもう一機の赤いνガンダムを見た
「νガンダムDFF、これから30秒後にファンネルが使えるようになる一気に落とすぞ」 AFSが作動しているがその言葉は真実に聞こえた
そこで貨物船のことを心配したが積荷をしっていての事だろうから
そこにさらに1機のMSが現れる、最初は敵かと思ったが赤いνガンダムと同じ
しかし機体は2人とも見たことが無かった
『いまだっ!フェンネルを!』 その声を聞いてHI-νガンダムの翼に見惚れていたレディスは即座に
νガンダムDFFの12個、赤いνガンダムの6個、さらにはHI-νガンダムの6個のフィンファンネルが敵を正確に打ち抜いていく。 しかし最後に2機・・・・超巨大MA・・・・Iフィールドを搭載しνガンダムの3倍の大きさはあろうと思われる2機がフィンファンネルをIフィールドで防いだ。 その2機のMAは……… 『ビグザムとノイエジ―ル……しかし型が少し違うな…改良型か!?』 HI-νガンダムのパイロットの声が届く、先に敵の機体に気付いたのは
「あの機体はビグザム0号機とノイエジ―ルだ!以前アナハイム社のデータで見たことがある、ビグザム0号機は大量のビーム兵器をもっていてノイエジ―ルはファンネル搭載機だ!2機とも化け物じみた能力だったが行方不明になっていたんだ…何故ここに…」 それに赤いνガンダムのパイロットが付け加える 『ノイエジ―ルは近距離戦、遠距離戦どちらでも対応可能な拠点強襲、防衛用のMAだ、完全にサイコミュシステムが入っている、パイロットはNTか強化人間だな』 しかし謎だったのはビグザム0号機であった・・・4人はとりあえず言っておく 「「『『脚が無いな・・・・』』」」 そして赤いνガンダムのパイロットが呟く 『以前脚が無いMSに乗らされるときに言われたな、脚など飾りだと・・・』 その言葉が合図になったかのようにビグザムがビームを乱射しながら突撃してくる
3機のνガンダムは易々と回避する
だが、まだノイエジールが残っていた、 3機のνガンダムは散開して、ノイエジールをかこむ、Iフィールドは無論
3機のνガンダムはすべてのファンネルをさまざまな方向から叩き込む
そして突然Iフィールドが消えうせてノイエジールの動きが止まる
レディスとスコットは2機のνガンダムが攻撃してくることも考えたが
いろいろと補給物資を分けてくれるらしいが心配ではある
一緒にいた貨物船はどうやら最後まで無事だったようである
デッキのハッチが閉められてMSデッキ内に酸素が送り込まれてノーマルスーツ無しでも出られるようになったときに2人はハッチを開けて外に出た するとそこには2人の男が立っていた
その時にレディスは「あっ」と声を上げて二人に言った 「もしかしてあなた方は………」 END
-------------------------------------------------------------------- あとがき&解説 うぐ……納得いかない作品になってしまった(爆 さてオリジナルの機体を出したのですが……戦闘シーン駄目駄目ですね…精進しなれば 簡単な解説としては赤いνガンダムは通常のνガンダムにくらべて駆動系やバーニアが理論的には3倍の能力を出すことが可能です。 一方のHI−νガンダムはAFSを中和するためのシステムを搭載
さらにレディスとスコットのバカカップル(?)ですが
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